家族や友人の子どもが生まれたら、贈りたいのが出産祝い。
でも、プレゼントにどんなものをあげたらいいか迷ってしまいますよね。
どんな家庭にもたいてい喜ばれるものが「絵本」です。
今回は、赤ちゃんが成長とともに楽しめて、家庭に喜ばれるような絵本を予算別にまとめてみました。
赤ちゃんはもちろん、出産を乗り越えた方への労いも込めて、絵本選びをしましょう。
「絵本」のプレゼントがおすすめの理由
出産祝いといえば、ベビー服やおもちゃ、可愛らしいベビーグッズなどがパッと思い浮かびますよね。
そういったものでももちろん喜ばれるとは思いますが、いかんせん好みが分からないことは多いものです。
出産祝いには「絵本」のプレゼントがおすすめです。
赤ちゃんは生後6~7ヶ月頃から、絵本を楽しむことができるといわれています。
子どもがいるたいていの家庭には、多かれ少なかれ、絵本が置いてあるものです。
家庭の好みや必要なものが分からなくても、喜んでもらえるプレゼントが絵本なのです。
▼絵本のプレゼントが良い理由を見てみる▼
生まれたばかりの赤ちゃんが絵本を目にするのは少し先ではあります。
しかし、赤ちゃんの頃しか使えない衣類やベビー食器などに比べて、絵本は比較的長い間使ってもらうことができることからもおすすめです。
では、出産祝いのプレゼントにおすすめの絵本を予算別でみていきましょう。
予算1万8000円・特別な出産祝いにおすすめの逸品絵本
ピーターラビットの絵本「ピーターラビットの絵本・贈り物セット」(全24巻)
作者:ビアトリクス・ポター
翻訳:石井 桃子/間崎 ルリ子/中川 李枝子
出版社:福音館書店
出版年:2002年
おすすめ年齢:2歳児~
イギリス生まれのピーターラビットの絵本、全24冊入ったギフト用セットです。
美しい化粧箱に入った絵本のセットは、新たな命の誕生にふさわしいプレゼントといえます。
繊細で美しい絵柄で繰り広げられるストーリーは、時代や国境を越えた魅力があり、1冊ごとの評判も良いです。
このシリーズならではのサイズ感は、可愛らしいだけでなく収納スペースをとらない優れもの。
大人の女性からも人気のピーターラビットシリーズは、赤ちゃんのお母さんにも喜んでもらえるでしょう。
お孫さんへの特別な贈り物や、複数人で渡すプレゼントにおすすめの逸品です。
予算13,000円のスペシャル絵本ギフト
こぐまちゃんえほん(15冊セット)
作者:わかやまけん
出版社:こぐま社
出版年:2005年
おすすめ年齢:1歳児~
世代を越えて愛され続けている絵本、こぐまちゃんシリーズ。
明るくはっきりした色合いのシンプルな描写で、子ども達や親子の日常のさりげないシーンを描いています。
小さな子どもたちがストーリーに共感し、絵本を通して学びを得ることができます。
セット内容は「こぐまちゃん おはよう」「こぐまちゃんとぼーる」「こぐまちゃんとどうぶつえん」「こぐまちゃんのうんてんしゅ」「こぐまちゃんのみずあそび」「こぐまちゃん いたいいたい」「こぐまちゃん ありがとう」「しろくまちゃんのほっとけーき」「こぐまちゃんとふうせん」「こぐまちゃんのどろあそび」「しろくまちゃん ぱんかいに」「こぐまちゃん おやすみ」「さよなら さんかく」「ひらいた ひらいた」「たんじょうび おめでとう」の全15冊。
どの作品にもあたたかい雰囲気があり、言葉にも心地いいリズムが感じられるでしょう。
自宅でセット購入する家庭は少ないでしょうから、予算に見合えばおすすめの絵本セットです。
予算7000円・ロングセラー絵本ギフトがおすすめ
松谷みよ子あかちゃんの本(全9巻セット)
著者:松谷みよ子
画家:瀬川康男/東光寺 啓/いわさきちひろ
出版社:童心社
出版年:
おすすめ年齢:0歳児~
ロングセラーで世代を越えて親しまれている「松谷みよ子あかちゃんの本」シリーズ。
松谷みよ子さんの親しみやすい文章と、瀬川康男さんや東光寺 啓さん、いわさきちひろさんの描いた優しい絵が見事にマッチした赤ちゃんのための絵本です。
▼絵本のセット内容を見てみる▼
予算2500円~3000円前後・バラエティ豊かな絵本選び
出産祝いの予算に3000円程度のプレゼントを考える方は多いでしょう。
2500円~3000円程度でも、ギフトにぴったりのボックスつき絵本などを贈ることができます。
福音館あかちゃんの絵本「くつくつあるけのほん」4冊セット
作者:林明子
出版社:福音館書店
出版年:1986年
おすすめ年齢:0歳児~
分かりやすく美しい絵柄や、繰り返しの展開とリズミカルな言葉。
赤ちゃんの楽しみと喜びに寄り添った傑作集ともいえる、林明子さんの絵本セットです。
セット内容は「くつくつあるけ」「おててがでたよ」「きゅっきゅっきゅっ」「おつきさまこんばんは」の4冊。
赤ちゃんのファーストブックとしておすすめの作品ばかりです。
だるまさんシリーズ絵本「が・の・と」3冊セット
作者:かがくいひろし
出版社:ブロンズ新社
出版年:2009年
おすすめ年齢:1歳児~
話題性の高さで選ぶなら「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊が入ったボックスつきの絵本セットがおすすめ。
だるまさんが、右に左に動いたり、七変化したりする様子が可愛くて面白いことで人気があります。
そのユニークな姿に、子どもだけでなく大人も思わず笑ってしまうでしょう。
ピーターラビットの絵本「ピーターラビットの育児日記」
画家:ビアトリクス・ポター
出版社:福音館書店
出版年:1990年
おすすめ年齢:大人向け
お母さんやお父さんへ、赤ちゃんのオリジナル絵本を作る時間をプレゼントするのはいかがでしょうか。
こちらは、赤ちゃんが誕生してから3歳までの成長の記録ができる、可愛らしいピーターラビットの日記帳です。
サイズは26×23cm・ページ数は160ページあり、文章を書くスペースと写真を貼り付けるスペースで構成されています。
装丁が美しく、紙質もしっかりしていて、かけがえのない3年間を絵本のように仕上げられる1冊です。
デジタルな時代だからこそ、お母さんお父さんの手書きの文字であたたかく綴りたいもの。
日々少しずつ書き進めていけば、永く残る宝物になり、子どもが大きくなったときにプレゼントすることもできます。
育児日記にはさまざまなものが出版されていますが、ピーターラビットは時代に左右されることのない落ち着いた雰囲気があり、おすすめです。
誕生から3才までのかけがえのない成長の記録を、ポターの絵で楽しみながらつけられる日記帳。贈り物にも最適です。
出版社 福音館書店公式HPより引用
予算1000円前後のおすすめ絵本なら
あまり大きな金額ですと、かえって相手に気を遣わせてしまう場合もありますよね。
たとえば、ママ友への出産祝いには1000円程度のちょっとした贈り物が人気です。
タオルなどの実用品もいいですが、せっかくなら親子の時間を楽しめる絵本をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
あかちゃんとあそぶ絵本(全4冊セット)
著者:角田 巌
画家:角田昭子
出版社:文化出版局
出版年:1973年
おすすめ年齢:0歳児~
タイトル通り、赤ちゃんと遊べる絵本セットです。
めくり仕様のしかけがあったり、遊び方が解説されていたりと、楽しさが凝縮されています。
セット内容は「なにしてる」「ともだちだーれ」「あけてみたいな」「あらあらびっくり」の4冊。
0.1.2えほん「ちゅっちゅっ」
作者:MAYA MAXX
出版社:福音館書店
出版年:2008年
おすすめ年齢:0歳児~
“赤”から連想するものは何でしょうか。
情熱的?あたたかさ?それとも“赤”ちゃんでしょうか。
鮮やかな赤1色のみで描かれた印象的なこの絵本は、2008年の出版時、その斬新な手法が話題になったそうです。
赤1色といえども、そのタッチはやわらかなパステル調で、この通り“赤のやさしさ”にあふれています。
パンダやネコ、ゾウなどのさまざまな動物が「ちゅっちゅっ」とふれあう、和やかな作品です。
親子でスキンシップやコミュニケーションがはかれそうですね。
ロングセラーももちろんいいけれど、“今”を生まれた赤ちゃんに、現代的な絵本を贈るのもおすすめです。
パンダの親子も、ネコの親子も、イヌもウサギもゾウも、みんなそれぞれのやり方で「ちゅっちゅっ」とふれあいます。もちろん人間のお母さんとぼくもたっぷり「ちゅっ」。親子のスキンシップをより深く、暖かなものにする赤ちゃん絵本の傑作です。
出版社 福音館書店公式HPより引用
ピーターラビットの絵本「ピーターラビットのあかちゃん日記」
出版社:福音館書店
出版年:1989年
おすすめ年齢:大人
誕生したときの様子や健康記録、お祝いごとなど、赤ちゃんの1年間の成長を記入できる日記です。
先ほど紹介した「育児日記」に比べて、ページ数が28ページと薄めなので、気軽に書きやすく、ちょっと収納するのにも便利です。
出産後、落ち着いてからでも書き込みやすいのでおすすめです。
赤ちゃんのときのことは、年月が経つと忘れてしまいがち。
日記帳があれば、後々読み返したときにあたたかい気持ちになれるでしょう。
誕生時の様子、お祝い行事、健康の記録など、1年間の成長の要点を項目別に記入できる育児記録(日記)絵本です。
出版社 福音館書店公式HPより引用
福音館あかちゃんの絵本「どうぶつのおやこ」
中央児童福祉審議会特別推薦図書
赤ちゃんでも動物を楽しめる、字のない絵本です。
表紙のネコをはじめ、イヌやウサギなどの身近な動物や、ライオンやカバ、キリンなど子ども達の大好きな動物が登場します。
どの動物たちも皆、お父さんお母さんと一緒に安心した表情をしています。
薮内正幸さんの動物絵本は、動物たちの鼓動や体温までもが伝わるような作品ばかりです。
この作品においては、字がないことも相まって、どこか静寂さも感じさせます。
絵のみで構成されている絵本は、お母さんの言葉で自由に語りかけてあげられることができますよね。
いぬ、さる、くま、ぞうにライオン……。町や動物園で見かける身近な動物たちが次々に登場します。どの動物の子どもたちも、お母さんやお父さんがいっしょです。それぞれの毛の手ざわりや、息づかいまでが感じられるほど丁寧に描かれた動物たち。まるで親子がかわしていることばまでもが聞こえてきそうです。
出版社 福音館書店公式HPより引用
▼薮内正幸さんの動物絵本をもっと見てみる▼
出産祝いおすすめ絵本まとめ
- 出産祝いのプレゼント選びに迷ったら、男女問わない絵本がおすすめ
- 赤ちゃんが成長とともに楽しめる絵本・親子のコミュニケーションが豊かになる作品を選ぶのが◎
- 予算が高ければ、ボックス入りのセット絵本を贈るのがスマート
- 美しい装丁で落ち着いた雰囲気のある、育児日記なども贈り物に最適