雑貨やグッズなどでもよく見かける、リサとガスパール。
シンプルな素朴さが可愛らしく、洗練されたおしゃれな雰囲気で、子どもだけでなく大人からも人気があります。
フランス・パリ生まれのリサとガスパールは、癒し系の代表そのものともいえるでしょう。
今回は、日本でも人気のシリーズ・リサとガスパールの絵本をご紹介します。
人気キャラクター“リサとガスパール”って?
そもそも、リサとガスパールとは、ウサギ?イヌ?
何の動物なのでしょうか?
実は、リサとガスパールはウサギでもイヌでもなく、未知の生き物なんです。
赤いマフラーをした白い方がリサで、青いマフラーをした黒い方がガスパールです。
リサとガスパールは、フランス生まれなのをご存知でしょうか?
絵本は、アン・グットマンさんが文を書き、ゲオルク・ハレンスレーベンさんが絵を描いています。
ゲオルグ・ハレンスレーベンさんがアン・グットマンさんへクリスマスプレゼントとして贈った手帳に描かれていたイラストがリサとガスパール誕生のきっかけだそうですよ。
リサとガスパールに赤と緑のクリスマスカラーが良く似合うのは、そういった原型があるからなのかもしれませんね。
1999年にフランスで出版され、日本では翌年の2000年に出版が開始されています。
人気絵本「リサとガスパール」の展覧会が松屋銀座で開催 – 日本未公開作品を含む約150点の原画が展示。8階のレストランシティ「イ プリミ」には限定カフェメニューも登場します。http://t.co/tPNxgzXGMe pic.twitter.com/Ve3LX7Zvro
日本での累計発行部数ですが、2010年9月の時点で累計200万部を超える人気の絵本となっています。
子どもだけでなく、大人からも人気のあるシリーズです。
リサやガスパールが単体で主人公として登場するストーリーや、数や色の知育絵本など、さまざまなテーマがあります。
ここでは、リサとガスパールが2人ともが登場する、中でも人気の6冊を厳選して紹介します。
絵本「リサとガスパールのであい」
作:アン・グットマン
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:石津ちひろ
出版社:ブロンズ新社
出版年:2002年
おすすめ年齢:4歳児~
リサとガスパール、2人の出会いが描かれた1冊。
ガスパールの学校に、リサが転校してきたことで2人は出会います。
こんなに和んだ表情の2人が、最初はケンカばかりしていたというエピソードが意外。
あるきっかけでマフラーを交換するほどの仲良しになりますが、それは、2人だけのひみつ・・・。
大人の女性にプレゼントするのもおすすめです。
ガスパールの学校にリサが転校してきました。みんなからそっくりねといわれて、リサのことがいやになってきたガスパール。ついにとっくみあいのケンカに!ふたりの出会いと、あかとあおのマフラーのヒミツが明らかに。
出版社 ブロンズ新社公式HPより引用
絵本「リサとガスパールのクリスマス」
作:アン・グットマン
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:石津ちひろ
出版社:ブロンズ新社
出版年:2000年
おすすめ年齢:4歳児~
クリスマスカラーがよく合うことで知られる、リサとガスパール。
「学校の先生にプレゼントをする」という発想が、パリならではで面白いところでもあります。
クリスマスプレゼントにもおすすめの絵本です。
大すきなバラディ先生にレインコートをプレゼントすることにしたリサとガスパール。シャワーカーテンをはずしてチョキチョキ。 わたしってあったまいい!
出版社 ブロンズ新社公式HPより引用
絵本「リサとガスパールのはくぶつかん」
作:アン・グットマン
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:石津ちひろ
出版社:ブロンズ新社
出版年:2001年
おすすめ年齢:4歳児~
自分たちを展示してしまうという発想に思わず感心してしまうでしょう。
確かに「よにもめずらしいいきもの」ではあります。
閉館まで展示物になりきったところまではよかったのですが、博物館の電気が消えると…
学校の遠足で博物館に行ったリサとガスパール。ぜつめつ動物の展示室で、めずらしい動物にヘンシンしてみせたら、だれにも気づかれなくてだいせいこう。ところが、ふたりをのこしたまま、博物館はしまってしまいます。
出版社 ブロンズ新社公式HPより引用
絵本「リサとガスパールのピクニック」
作:アン・グットマン
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:石津ちひろ
出版社:ブロンズ新社
出版年:2006年
おすすめ年齢:4歳児~
マネの「草上の昼食」がテーマの表紙です。
見開きもパリの風景が美しいですが、内容はハードです。
楽しいピクニックのはずが、冒頭から水が噴出してびしょぬれに。
非常事態をよそにリサとガスパールは大はしゃぎ。
子どもは万国共通です。
公園へピクニックに出かけたリサとガスパール。すなばでおしろをつくりはじめたふたり。バケツのかわりにママのくつで水を運んでいたら、くつを池に落としてしまい、ガスパールにとってもらおうとするのですが……。
出版社 ブロンズ新社公式HPより引用
絵本「リサとガスパールにほんへいく」
作:アン・グットマン
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:石津ちひろ
出版社:ブロンズ新社
出版年:2007年
おすすめ年齢:4歳児~
リサの家族と、ガスパールが日本へやってきたお話です。
ウォシュレットやお箸、布団に驚く様子が描かれています。
外国人から見る日本っていうのは、こういう感想なのかもしれませんね。
思い出に残っているのが、旅の風景ではなく“エピソード”なのが、子供らしいです。
はじめて日本にやってきたリサとガスパール。トイレでボタンをさわったら、水がふんすいみたいにふきだすし、おはしを使うのもすごーくむずかしい!
出版社 ブロンズ新社公式HPより引用
絵本「リサとガスパールとうきょうへいく」
文:アン・グットマン
絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳:石津ちひろ
出版社:ブロンズ新社
出版年:2017年
おすすめ年齢:4歳児~
東京タワーやスカイツリーをはじめ、渋谷ハチ公も紹介されています。
都内に住んでいれば、知っている場所がいっぱいで子どもも楽しめるでしょう。
外国人だけでなく日本人の地方出身者でも、共感できる部分が多いかもしれません。
これから東京観光の前後や、外国の方へのプレゼントにもおすすめです。
東京にやってきたリサとガスパール。東京タワー、東京スカイツリー、人気スポット渋谷へ。ゲームセンター、プリクラ、ハチ公。楽しいことだらけで……あれ、ガスパールがいなくなっちゃった!!
出版社 ブロンズ新社公式HPより引用
リサとガスパール絵本まとめ
リサの口癖は「わたしってあったまいい!」「ひゃ~やっちゃった」、ガスパールの口癖は「やばい!どうしよう」。
- 子どもらしさ満載の、リサとガスパールの痛快コメディともいえる絵本
- 「クリスマス」や「ピクニック」などシリーズが多い絵本で、シーズンやイベントと共に楽しめる
- 「にほんへいく」「とうきょうへいく」あたりは、外国の方へプレゼントにもおすすめ