講談社の創作絵本シリーズ「くだものぱくっ」が出版されました。
木版画の食べ物絵本シリーズに、新たに仲間入りした「くだものぱくっ」。
ここでは、絵本「くだものぱくっ」について、紹介します。
講談社の創作絵本「くだものぱくっ」
作者:彦坂有紀 もりといずみ
出版社:講談社
出版年:2018年
おすすめ年齢:1歳児~
彦坂木版工房の彦坂有紀さんともりといずみさんによって作られた、講談社の創作絵本「くだものぱくっ」。
これまでも「パンどうぞ」「ケーキやけました」など、さまざまな木版画の食べ物絵本シリーズが出版されています。
どの絵本も木版画ならではのナチュラルな質感とやさしい色味、そして特有の立体感があり、食べ物の美しさ・美味しそうな形姿を、見事なまでに表現しています。
今回の絵本は他のシリーズ絵本よりも色味の多い「果物」がテーマです。
それがどんな風に表現されているのか、気になるところです。
新刊絵本「くだものぱくっ」の完成度がスゴい
この絵本に出てくる果物はリアリティをもちつつ、とてもやさしい表情をしています。
他のシリーズ絵本もそうですが、木版画のこの絵本の食べ物たちは立体感が違うのです。

登場する果物は、子どもが日々目にするものばかりで親しみを感じます。
実物や図鑑の果物と照らし合わせるのも面白いです。
この絵本の果物は、図鑑にも負けていない美味しさを醸し出しています。

この表現は木が原版だなんて、どんなに緻密で手のかかる作業なのでしょうか。
果物好きな子どもにおすすめの絵本
絵本「くだものぱくっ」は、子どもが、家や園生活などで日々目にする「果物」に、新しい発見があるような絵本です。
また、言葉のリズムがシンプルで心地よく、読み聞かせやすいこともおすすめポイント。
美味しそうな食べ物のページをめくりながら、繰り返しのリズムを楽しめます。
木版画で描かれた、子どもの大好きなくだものたち。くだものの食べ方、そして、ぱくっと食べる楽しみを味わえる一冊です。読み聞かせ1歳から ひとり読み3歳から
出版社 講談社公式HPより引用
新刊絵本「くだものぱくっ」まとめ
- 色味の多い果物が、見事に美味しそうに表現されている
- 言葉のリズムがシンプルで心地よく、親子にやさしい絵本
- 繰り返しのリズムが楽しく、ページをめくりながら遊びができる
- 画集として大人が楽しむ分にも価値のある絵本
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