就学前に読むべし!かこさとしさんの川や海の絵本図鑑がおすすめの理由

就学前に読むべし!かこさとしさんの川や海の絵本図鑑がおすすめの理由

就学前から読んでおきたい本といえば、科学絵本や図鑑です。

勉強にとりかかる段階で「これ知ってる!」を増やしておくことは大切だからです。

すでに知っているものや見たことのあるものが授業で出てくれば、全く見たことのないものより興味や関心が湧くというもの。

さまざまな科学絵本や図鑑がありますが、中でも、かこさとしさんの科学絵本はおすすめです。

こどものとも傑作集「かわ」

全国学校図書館協議会選定「必読図書」
全国学校図書館協議会選定「基本図書」
厚生省中央児童福祉審議会特別推薦図書
サンケイ児童出版文化賞大賞作品


作者:加古里子
出版社:福音館書店
出版年:1966年
おすすめ年齢:4歳児~

表と裏の表紙を開いて見てみると、子ども2人が大きなひとつの地図を眺めています。

この地図こそ、本書の中で繰り広げられる「長い川の旅」です。

ページをめくると前のページの川とつながっていて、川を中心にさまざまな人の生活にもふれながら、最後は広い海へとたどり着きます。

こんなに素晴らしい地理の教科書がどこに存在するでしょうか。

教育的な意図がある科学絵本でありながら、子ども達への優しさが随所に感じられる作品です。

長い川の移り変わる様子は何度見ても飽きることなく新しい発見がありますし、広い海へとつながるクライマックスはシンプルながらも希望に満ちていて躍動感があり、これからを生きていく子どもへのエールのよう。

昭和的な雰囲気があり華やかさのある絵本ではありませんが、だからこその味わいや、何度も読み込みたい奥深さがある1冊です。

高い山の雪どけ水や、山に降った雨から生まれた小さな流れは、谷川となって山を下ります。小さな流れは、ダムに貯められて発電所で電気を起こしたり、激しい水の勢いで岩をくだいて小さな石ころにしたりします。そして、やがて平野に出るとゆるやで大きな流れになります。田んぼを潤し、水遊びや魚釣りの場となり、いつしか大きな川になって、最後に海へとそそぎます。一つの川をめぐる自然と人間の営みを横長の画面いっぱいに細部まで描き込んだ絵本です。
出版社 福音館書店公式HPより引用

絵巻じたて ひろがる絵本「かわ」

作者:加古里子
出版社:福音館書店
出版年:2016年
おすすめ年齢:4歳児~

上でご紹介した絵本「かわ」の絵巻版です。

広げると約7メートルにもなり「川」というものを直観的に理解することができます。

〈東京店1階より〉1962年に月刊絵本として刊行された、かこさとしさんの『かわ』が絵巻じたてになって発売されました! 折りたたまれたページをひろげると、約7メートル! 源流から海までの川の旅をぜひお手に取ってご覧ください。 pic.twitter.com/RId0rcAxcQ

— クレヨンハウス (@crayonhouse) 2016919

水彩で描かれた川の水色が美しく際立ち、長い川の臨場感あふれる旅を体験できるのはこの作品ならではでしょう。

2016年に出版されたこの絵巻版は、2ページ分の追加がされていて、かこさとしさんが入道雲を描き加えています。

雲が水蒸気をつくり、雨が降ると川に・・・この貴重な加筆を経て世に送り出された絵巻版「かわ」は、箱に入っていてプレゼントにもおすすめの絵本です。

「こどものとも」創刊60周年を記念して、「こどものとも絵本」のロングセラー『かわ』を絵巻じたてにしました。折りたたまれたページをひろげると約7メートル。源流から海までの川の旅が一望できます。両面印刷。おもて面はカラー(4色)印刷。うら面は、黒と水色の2色で印刷し、川の流れの変化がきわだつようにしました。おもてとうら、二通りのたのしみかたができます。『かわ』の最終場面に2ページぶん追加。長い川旅のさいごに、広大な海がひろがります。
出版社 福音館書店公式HPより引用

福音館のかがく絵本「海」

厚生省中央児童福祉審議会推薦図書
NHK読書委員会推薦図書
全国学校図書館協議会選定図書
日本図書館協会選定図書


作者:加古里子
出版社:福音館書店
出版年:1969年
おすすめ年齢:5歳児~

大人が読んでも見応えがあるほどの情報量がぎゅっと1冊に凝縮されている海の図鑑絵本です。

ただの知識本ではなく、ひとつひとつに物語を感じるのは、かこさとしさんの絵本ならではでしょう。

「これはどうなっているんだろう」「もっと知りたい」という、勉強をするうえで根本的に大切な好奇心を育めるような内容なんですね。

海の生物や地質学など、実際に見えないところまで深く掘り下げて細かく描かれています。

漁業や歴史など、海と人との関わり合いまで描かれているので「海」というものを全体像として把握することができます。

個別に勉強すると退屈になりがちなジャンルも、こうしてかこさとしさんの絵本で見ると、すべてが繋がっていることがわかるから面白いです。

小さい頃にぜひ出会わせてあげたい、おすすめの1冊です。

身近でありながら、今なお、多くのなぞを秘めている海。この海にすむ動植物から未来の海中農業、海底開発まで、海の持っているすべてを総合的に整理し、こまかく描きこんだ絵本図鑑。
出版社 福音館書店公式HPより引用

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かこさとしの自然のしくみ地球のちからえほん(2)「かわはながれる かわははこぶ」

作者:かこさとし
出版社:農文協
出版年:2005年
おすすめ年齢:5歳児~

迫力のある絵で、自然の魅力が紙面いっぱいに広がる好評の「かこさとしの自然のしくみ地球のちからえほん」シリーズ、第2集は川がテーマです。

川が成り立ち、生態系や人々の生活にどのように影響を与えているのかが、やさしい文章でわかりやすく描かれています。

年齢が高ければ、文明が大河の流域で発展してきた理由も、この絵本を読めば納得できるような内容です。

川は雨をあつめただながれているのではありません。岩をけずり、土手をとかし、はこび、ためて、何百年も何千年も流れているのです。
出版社 農文協公式HPより引用

かこさとしの自然のしくみ地球のちからえほん(3)「うみはおおきい うみはすごい」

作者:かこさとし
出版社:農文協
出版年:2005年
おすすめ年齢:5歳児~

海は、なんて広くて、深くて、そして未知なるものなのでしょう。

「この星に生まれたこと」が奇跡にも思えるような、壮大かつ根拠のある内容が素晴らしい1冊です。

「かこさとしの自然のしくみ地球のちからえほん」同シリーズ第2集の「かわはながれる かわははこぶ」と併せて読めば、さらに奥深さが増すでしょう。

「海のこと、川のこと、地球のことをもっと知りたい」と好奇心が芽生えたときにおすすめのシリーズです。

陸の2倍も広い海。山も谷も火山もあり大きな波が出来たり、川のように流れてもいます。地球さいしょの生物が生まれたのも海。
出版社 農文協公式HPより引用

話題の新刊「みずとはなんじゃ?」もおすすめ▼

かこさとしさん川や海の絵本・絵本図鑑まとめ

  • 単なる知識本ではなく、子どもへの優しさが随所に散りばめられている
  • 勉強をするうえで根本的に大切な好奇心を育める
  • 大人も読みごたえのある情報量で、長い間楽しめる
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