お孫さんや甥っ子に姪っ子、友人の子などへ贈る、クリスマスプレゼント。
どんな品物を選んだらいいか迷ってしまいますよね。
子どもへのプレゼントを選ぶなら、絵本がおすすめです。
特に3歳では、さまざまな絵本を楽しむことができるようになってくる年齢です。
ここでは、3歳児のクリスマスプレゼントにおすすめの絵本を予算別で紹介します。
「絵本」のプレゼントがおすすめの理由
子どもへのプレゼントといえば、おもちゃやキャラクターグッズなどが思い浮かびますよね。
そういったものでももちろん喜ばれるとは思いますが、好みがわからなかったり、家庭で必要かどうか判断しにくかったりという面があります。
その点、絵本であれば好みなどがわからなくても年齢に合わせて贈れますし、収納スペースにも困りません。
▼絵本のプレゼントがおすすめの理を見てみる▼
予算6,000円~7,000円の絵本ギフトなら
ぐりとぐらの絵本(7冊セット)
著者:中川 李枝子
画家:山脇 百合子
出版社:福音館書店
出版年:2003年
おすすめ年齢:3歳児~
3歳児への絵本選びに迷ったら「ぐりとぐら」がおすすめです。
予算が見合えば、シリーズ全7冊が入ったボックスつきの絵本セットが喜ばれるでしょう。
セット内容は「ぐりとぐら」「ぐりとぐらのおきゃくさま」「ぐりとぐらのかいすいよく」「ぐりとぐらのえんそく」「ぐりとぐらとくるりくら」「ぐりとぐらのおおそうじ」「ぐりとぐらとすみれちゃん」シリーズ全7冊。
初作の「ぐりとぐら」をはじめ、全ての作品が常にトップセラーを続けています。
どの作品も、時代や国境を越えて子どもの心を捉えてきたものばかりです。
予算2,000円~3,000円のボックスつき絵本
日本傑作絵本「クリスマスの三つのおくりもの」(3冊セット)
作者:林明子
出版社:福音館書店
出版年:1987年
おすすめ年齢:3歳児~
「サンタクロースとれいちゃん」「ズボンのクリスマス」「ふたつのいちご」の3冊セットです。
3人兄妹それぞれのユニークなクリスマスが、林明子さんの絵柄であたたかく描かれています。
どの物語もファンタジックな内容でわかりやすく、2歳半頃でも楽しめるでしょう。
クリスマスの雰囲気をたっぷり満喫できる3冊は、縦11センチ×横12センチの手のひらサイズ。
2,000円程度でもプレゼント用にぴったりのボックスつきで贈れるのが魅力的ですね。
コドモエのえほん「ノラネコぐんだん」GIFT BOX(2冊セット)
作者:工藤 ノリコ
出版社:白泉社
出版年:2016年
おすすめ年齢:3歳児~
シリーズ累計100万部を売り上げている人気の「ノラネコぐんだん」シリーズから、ギフトボックスつきの2冊セットが出版されています。
絵本の内容は「ノラネコぐんだんパンこうじょう」「ノラネコぐんだんおすしやさん」の2冊です。
ギフトボックスつきには「たべものシリーズ」と「のりものシリーズ」があります。
中でも、初作の「ノラネコぐんだんパンこうじょう」は面白く、人気があります。
乗り物が好きな子でしたら「ノラネコぐんだんきしゃぽっぽ」「ノラネコぐんだんそらをとぶ」の2冊が入った、のりものシリーズもおすすめです。
ノラネコぐんだん のりものGIFTBOX(2さつセット) [ 工藤ノリコ ]
予算1,000円ならこの1冊・おすすめ絵本
予算が1,000円前後の場合でも、1冊の上質な絵本を贈ることができます。
ロングセラーの作品を中心に、親世代にも人気がある5冊を厳選して紹介します。
世界傑作絵本「てぶくろ」
中央児童福祉審議会推薦
作:ウクライナ民話
絵:エウゲーニー・M・ラチョフ
訳:内田 莉莎子
出版社:福音館書店
出版年:1965年
おすすめ年齢:3歳児~
冬シーズンに贈るなら、おすすめ度ナンバーワンの絵本です。
おじいさんが落としたてぶくろの中に、ねずみやカエルなど動物たちが次々と入っていき、ついにはイノシシやクマまでも…
繰り返しのフレーズと動物たちのユニークでわかりやすいネーミング。
そして、物理的にありえないからこそ、子ども達の想像力を掻き立てるのでしょう。
「てぶくろ」は保育園や幼稚園などの劇でも、よく使われていますよね。
「うおーうおーのっそりぐまだ、わしも入れてくれ」と言えば「とんでもない!満員です!」という親子劇をする家庭も。
物語に惹き込むパワーが凄まじい作品です。
おじいさんが森の中に手袋を片方落としてしまいます。雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。手袋の中はもう満員! そこにおじいさんが手袋を探しにもどってきました。
出版社 福音館書店公式HPより引用
ぐりとぐらの絵本「ぐりとぐらのおきゃくさま」
厚生大臣賞受賞
全国図書館協議会選定図書
著者:中川 李枝子
画家:山脇 百合子
出版社:福音館書店
出版年:1967年
おすすめ年齢:3歳児~
クリスマスに贈りたい、ぐりとぐらの絵本。
ぐりとぐらのシリーズは「シリーズ」とひとくくりにするには申し訳ないほど、作品それぞれの持ち味が豊かです。
雪の上に大きな足跡を見つけたぐりとぐらは「誰のあしあとだろう?」と後をついて行くのですが、着いた先は…
「サンタクロース」という言葉が最後まで1度も出てこないところが、神秘的なクリスマスを演出しています。
ぐりとぐらシリーズは大変有名ですが、シーズンものは持っていないことが多いので、事前にリサーチできない場合にもおすすめです。
ぐりとぐらは、雪の上に大きな足跡を見つけました。足跡は森をぬけ、原っぱを通り、ぐりとぐらの家まで続いていました。ドアを開けると玄関には大きな長靴、壁には真っ赤なオーバーと白いマフラー、そして赤い帽子がかかっています。いい匂いがしてきたので、台所にいってみると、そこにはまっ白なひげのおじいさんが焼きたてのケーキを作って、待っていました。
出版社 福音館書店公式HPより引用
五味太郎しかけ絵本3「まどからおくりもの」
全国学校図書館協議会選定
日本図書館協会選定
作者:五味太郎
出版社:偕成社
出版年:1983年
おすすめ年齢:3歳児~
個性的でユニークな作品を数多く手がけている、五味太郎さんのクリスマス絵本。
窓からプレゼントを配るサンタさん。
窓から見える顔や体の形・模様などを見て「ここはどうやらしまうまさんのおうち」というように贈り物を選びますが…
子どもが大好きな、穴あき仕様のしかけ絵本です。
大型絵本も出版されています。
窓の中にちらっとみえる姿をみて、サンタさんは贈り物を選んで配ります。ところが意外!穴あきしかけの効果抜群、楽しさ最高。
出版社 偕成社公式HPより引用
絵本の部屋「The Snowman ゆきだるま」
全国学校図書館協議会選定
厚生労働省社会保障審議会推薦
作者:レイモンド・ブリッグズ
出版社:評論社
出版年:1978年
おすすめ年齢:3歳児~
サイレント絵本の名作といえば、スノーマン。
少年とゆきだるまの一夜のファンタジーを描いた絵本です。
繊細で美しい、雪の世界を満喫できます。
見どころは、ゆきだるまが少年と2人で空へ舞い上がるシーンでしょう。
Your children will be walking in the air if you win a copy of Raymond Briggs’ classic wordless picture book The Snowman in @Bookbug_SBT‘s Book of the Month competition: https://t.co/5tUEHKk8ZA. Enter by 18 Dec so we can send you it before Christmas! pic.twitter.com/xyO2U4kxeA
文字がないため、画集のように楽しめます。
絵本の好みがわからないときにも、おすすめの1冊です。
少年とゆきだるまが楽しくすごした、ファンタスティックな一夜のできごと…。やさしく温かい愛と夢にみちた、名作絵本『ゆきだるま』が、美しくデラックスな装丁で登場。プレゼントにぴったりの〈愛蔵版〉。
出版社 評論社公式HPより引用
日本の民話えほん「十二支のはじまり」
著者:岩崎京子
画家:二俣英五郎
出版社:教育画劇
出版年:1997年
おすすめ年齢:3歳児~
十二支の由来を楽しく描いた、日本の民話です。
犬と猿がケンカをするからその間に鳥が入ったことなどが、わかりやすい。
数ある「十二支のはじまり」の絵本の中でも、内容がもっともオーソドックスにまとめられている作品といえます。
子どもが、自分の干支を知るきっかけになるかもしれませんよね。
新年を健やかに迎えられそうな十二支の絵本は、1年の終わりというタイミングにおすすめのプレゼントです。
3歳児へのクリスマスプレゼント絵本まとめ
- 絵本はおもちゃと違って色褪せない。収納にも困らずプレゼントにおすすめ。
- ファンタジックな物語で、クリスマスを満喫できる。
- 好きな雰囲気(絵本作家など)の傾向がわかれば、好きそうなものを選ぶのが◎
- ボックスつきにこだわらない場合は、何冊か組み合わせて贈るのもおすすめ