お孫さんや甥っ子に姪っ子、友人の子などへ贈る、クリスマスプレゼント。
どんな品物を選んだらいいか迷ってしまいますよね。
子どもへのプレゼントを選ぶなら、絵本がおすすめです。
1歳児には、デッサン(線の特質)がしっかりしている絵が描かれていて、親子でコミュケーションできるような絵本を選ぶと良いでしょう。
ここでは、1歳児のクリスマスプレゼントにおすすめの絵本を予算別で紹介します。
「絵本」のプレゼントがおすすめの理由
子どもへのプレゼントといえば、おもちゃやキャラクターグッズなどが思い浮かびますよね。
そういったものでももちろん喜ばれるとは思いますが、好みがわからなかったり、家庭で必要かどうか判断しにくかったりという面があります。
その点、絵本であれば好みなどがわからなくても年齢に合わせて贈れますし、収納スペースにも困りません。
▼絵本のプレゼントがおすすめの理由を見てみる▼
では、1歳児へのクリスマスプレゼントにおすすめの絵本を予算別でみていきましょう。
予算13,000円のスペシャル絵本ギフト
こぐまちゃんえほん(15冊セット)
作者:わかやまけん
出版社:こぐま社
出版年:2005年
おすすめ年齢:1歳児~
世代を越えて愛され続けているロングセラー絵本、こぐまちゃんシリーズ。
明るくはっきりした色合いのシンプルな描写で、子ども達や親子の日常のさりげないシーンを親しみやすく描いています。
私自身も小さな頃にお世話になり、息子はテープで補修された30年以上前のこのシリーズが大のお気に入り。
いつの時代も、小さな子どもたちはこぐまちゃんの世界に「共感」し、絵本を通して「学び」を得るのでしょう。
セット内容は「こぐまちゃん おはよう」「こぐまちゃんとぼーる」「こぐまちゃんとどうぶつえん」「こぐまちゃんのうんてんしゅ」「こぐまちゃんのみずあそび」「こぐまちゃん いたいいたい」「こぐまちゃん ありがとう」「しろくまちゃんのほっとけーき」「こぐまちゃんとふうせん」「こぐまちゃんのどろあそび」「しろくまちゃん ぱんかいに」「こぐまちゃん おやすみ」「さよなら さんかく」「ひらいた ひらいた」「たんじょうび おめでとう」の全15冊。
どの作品にもあたたかい雰囲気があり、言葉にも心地いいリズムを感じるシリーズです。
自身でこのセットを揃えるご家庭は少ないでしょうから、予算に見合えば大変おすすめの絵本セットですよ。
クリスマスだけでなく、出産祝いなどに贈っても喜ばれるでしょう。
予算2,500円~3,000円でボックスつき絵本
だるまさんシリーズ絵本「が・の・と」(3冊セット)
作者:かがくいひろし
出版社:ブロンズ新社
出版年:2009年
おすすめ年齢:1歳児~
ファーストブックとして人気の高い絵本「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊が入ったボックスつきの絵本セットです。
“ページを開けば、子どもが笑う”と、評判のシリーズ絵本ですね。
かがくいひろしさんが描く可愛らしいだるまさんが、右に左に動いたり、七変化したり・・・。
そのユニークな姿に、子どもだけでなく大人も思わず笑ってしまう、読み聞かせるのも楽しいシリーズです。
1才からのうさこちゃんの絵本セット 1 (4冊セット)
作者:ディック・ブルーナ
翻訳:石井桃子
出版社:福音館書店
出版年:2010年
おすすめ年齢:1歳児~
人気のうさこちゃんシリーズ、こちらも間違いのない名作品でしょう。
黒く太い線がはっきりしたデッサンと原色の鮮やかな色合い。
その見事なフォルムが美しく、小さな子どもが釘付けになる要素が詰まった絵本です。
うさこちゃんの誕生55周年記念により、2010年に全巻が新装版となっています。
すべての絵本に対象年齢も表記され、より子どもの成長に見合ったカバーとなったわけですが、素朴で可愛らしい雰囲気と、ユニークで楽しい内容はもちろん変わることなく健在。
セット内容は「うさこちゃんとどうぶつえん」「うさこちゃんとうみ」「ちいさなうさこちゃん」「ゆきのひのうさこちゃん」の4冊です。
「ゆきのひのうさこちゃん」が入っているため季節感もありますね。
こぐまちゃんえほん 第1集(3冊セット)
作者:わかやまけん
出版社:こぐま社
出版年:1970年
おすすめ年齢:1歳児~
上でご紹介したこぐまちゃんシリーズは、3冊セットのボックスつきも出版されています。
こちらのセット内容は「こぐまちゃんおはよう」「こぐまちゃんとぼーる」「こぐまちゃんとどうぶつえん」の3冊です。
シリーズの中でも、王道といえる3作品がセットになった魅力的な内容となっています。
シンプルな絵柄と身近な物語で、男女ともウケが良いおすすめシリーズです。
予算1,500円~2,000円なら歌絵本を贈ろう
つちだよしはるの本「うたえほん2」
全国学校図書館協議会選定図書
作者:土田義晴
出版社:グランまま社
出版年:1989年
おすすめ年齢:1歳児~
愛子さまが2歳になられたときに、愛子さまお気に入りの絵本として紹介されたことでも知られる「うたえほん」シリーズの第2集です。
このうたえほんシリーズは「うたえほん」「うたえほん3」も出版されていますが、クリスマスプレゼントとして1冊だけ贈るなら、クリスマスソングが2曲掲載されている第2集がおすすめです。
歌絵本というと、音楽が鳴って光を放つような絵本もありますが、コミュケーションが大切な時期にはぜひお母さんお父さんの声で、歌ってあげてほしいものですよね。
こちらは、つちだよしはるさんの優しい絵とともに、誰でも1度は聴いたことのある童謡が、楽譜付きで28曲掲載されています。
クリスマスソングは「ジングルベル」と「あかはなのトナカイ」で、他にも世界の民謡やわらべうた、季節感のあるさまざまな名曲が掲載されています。
大好評の『うたえほん』に続く、第2集。幼児から就学前のこどもたちに歌い続けられた、童謡、わらべうたの28曲。すべての歌に楽譜がついています。プレゼントにもぴったりの美しい本です。
出版社 グランまま社公式HPより引用
予算1,000円ならこの1冊・おすすめ絵本
絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」
作者:わかやまけん
出版社:こぐま社
出版年:1972年
おすすめ年齢:1歳児~
こぐまちゃん・しろくまちゃんシリーズから1冊だけ選ぶなら「しろくまちゃんのほっとけーき」がおすすめです。
明るいオレンジを基調とした表紙や見開きはあたたかい印象で、ホットケーキが焼きあがるまでの過程を描いた様子は、ワクワク感でいっぱい。
このページは、子ども達が夢中になってきた名シーンですね。
ぐりとぐらのカステラが他にない美味しさなら、この絵本のホットケーキもまた格別でしょう。
食べておしまいではなく、お皿を洗うところまで描かれているのがポイントです。
読んだ後に一緒にホットケーキをつくるもよし、ホットケーキを食べてから読んでもよし、親子で豊かに楽しめる1冊です。
しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて…。焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、子どもたちに大人気。
出版社 こぐま社公式HPより引用
ブルーナの絵本「ゆきのひのうさこちゃん」
作者:ディック・ブルーナ
翻訳:石井桃子
出版社:福音館書店
出版年:1964年
おすすめ年齢:1歳児~
セット絵本でもご紹介したうさこちゃんシリーズですが、クリスマスプレゼントに1冊贈るなら「ゆきのひのうさこちゃん」がおすすめです。
帽子とマフラー、コートに長靴というあたたかでおしゃれな格好をしたうさこちゃんが可愛らしいですよね。
寒さで泣いている小鳥の家を作ってあげたり、にんじんで雪だるまの鼻を飾ったり、雪の日のうさこちゃんの様子を描いたあたたかい作品です。
NHKのテレビ番組では「ミッフィー」と呼ばれていますが、絵本の中では「うさこちゃん」。
ミッフィーももちろん素敵ですが、絵本を読むうえではこの「うさこちゃん」という素朴で上品な響きがしっくりくるんですよね。
うさこちゃんに会いたいときにいつでも手に取れるところにそっと置いておきたいような、優しい1冊です。
雪がたくさんふった日、うさこちゃんは外に遊びにいきます。そりすべり、スケート、雪だるま、楽しく遊んでいたうさこちゃんでしたが、雪の中で泣いている1羽の小鳥をみつけます。小鳥は寒くて泣いているのです。うさこちゃんは、かなづちや木切れをお父さんからかりてきて、小鳥のおうちをつくりはじめます。
出版社 福音館書店公式HPより引用
しかけ絵本「コロちゃんはどこ?」
作者:エリック・ヒル
翻訳:まつかわ まゆみ
出版社:評論社
出版年:1984年
判型:21.8×22.2cm
おすすめ年齢:1歳児~
幼児期に出会いたい“しかけ絵本”の定番が「コロちゃん」シリーズでしょう。
ドアの後ろやピアノの中・・・子どもが大好きなめくりしかけ仕様が最高に楽しい1冊です。
子どもって単純にしかけをパラパラめくっては喜んでいるわけではなくて、そこにストーリーがあるからしかけが面白いと感じるんですよね。
この絵本のストーリーは、お母さんがコロちゃんを探すというもので、子どもが安心しながらしかけを楽しめる内容です。
子どもがお母さん大好きなのは世界共通ですし、いつでも自分を見ていてほしいという思いもまた同じでしょうから、世界中でこの絵本が人気なのも納得です。
やんちゃな1歳児さんへは、新たに登場した丈夫なボードブックもおすすめですよ。
サイズは通常版より少し小さめの16×16センチ。
大きめの通常版よりこじんまりした印象にはなりますが、より身近にコロちゃんを楽しんでもらえるでしょう。
ボードブックは、青い表紙が目印です。
世界中のこどもたちの人気もの、おちゃめでかわいいコイヌのコロちゃん。ごはんなのに、コロちゃんがいない。ママがさがしにゆきます。ドアのうしろかな? ピアノのなかかな? それとも…? アッとおどろく楽しさいっぱい! 大好評の〈しかけ絵本〉です。
出版社 評論社公式HPより引用
しかけ絵本「コロちゃんのクリスマス」
作者: エリック・ヒル
訳: まつかわ まゆみ
出版社:評論社
出版年:1984年
判型:21.8×22.2cm
おすすめ年齢:1歳児~
おすすめのコロちゃんには、さまざまなシリーズが出版されていますが、クリスマスらしい絵本を選びたいときにおすすめなのが「コロちゃんのクリスマス」です。
クリスマスツリーやプレゼントなどなど・・・色鮮やかなアイテムにしかけがあり、クリスマスの雰囲気を存分に味わえます。
お母さんと一緒に飾り付けをするコロちゃんが、あぶなっかしくなんとも可愛らしいです。
ボードブックは赤い表紙で、よりクリスマスらしい贈り物ができるでしょう。
きょうは、まちにまったクリスマス・イブ。コロちゃんも、ツリーのかざりつけをてつだいます。そしてま夜なか、サンタクロースがコロちゃんへのプレゼントをはこんできます。クリスマスのあさがきて…? 大人気の〈しかけ絵本〉。
出版社 評論社公式HPより引用
福音館の科学シリーズ「10ぱんだ」
著者:岩合 日出子
写真:岩合 光昭
出版社:福音館書店
出版年:2007年
おすすめ年齢:1歳児~
子ども達の永遠のアイドル、パンダの写真絵本です。
1・2・3・・・とページをめくるたびにパンダが増えていく、ユニークで楽しい内容は福音館書店の科学シリーズ絵本として出版されています。
動物写真家の岩合光昭さんが撮影するパンダ達は、木登りをしていたり、おしくらまんじゅうをしていたり・・・今にも動き出しそうな躍動感があります。
さまざまなパンダの様子がとびきり可愛い、癒され度満点の1冊です。
奥さまの岩合日出子さんが文章を書かれており、ご夫婦で写真絵本を作っているなんて、素敵ですよね。
9、10・・・となってくると、こんなにたくさんのパンダを子どもに見せてあげられてよかったという気持ちになってくるほど。
写真集としてパンダを眺められるので、子どもから大人まで年齢を選ばず楽しめる内容で、お母さんから「私が癒された」と感想をいただいた絵本でもあります。
簡潔でリズム感あふれる岩合日出子の文に導かれて、ページをめくるごとに、動物写真家・岩合光昭が撮ったかわいいパンダが登場します。この絵本を手にした読者は、ページいっぱいのパンダの写真に思わずさわって、1、2、3……とパンダの数を数え、時間をわすれて楽しむことでしょう。
出版社 福音館書店公式HPより引
1歳児へのクリスマスプレゼント絵本まとめ
- 絵本はおもちゃと違って色褪せない。収納にも困らずプレゼントにおすすめ。
- 1歳児は絵本に描かれた「絵」が大切。はっきりとした線や原色で描かれた絵本が◎
- しかけ絵本や動物の写真絵本などを選ぶのも気が利いている。
- ボックスつきにこだわらない場合は、何冊か組み合わせて贈るのもおすすめ。